テント天幕の素材について
テントに使用されている天幕生地は、一見どれも同じように見えますが、多くのテントでは、「エステル帆布」または「ターポリン」が一般的です。
そんな、「エステル帆布」と「ターポリン」には、どんな違いがあるのでしょうか?
まず、素材は、どちらもポリエステル繊維と塩化ビニール樹脂で、雨などの防水に優れていますが、価格に違いがあり「エステル帆布」より「ターポリン」の方が安く購入できます。
その為、最近のテントの多くは、安価な「ターポリン」が使用されていることが多く、ターポリンは建築養生シートや垂れ幕にも使用されています。
しかし、摩擦などに弱い為、硬化しやすい傾向があります。
また、「エステル帆布」の方が高価格なのには理由があります。
「エステル帆布」の方が「ターポリン」に比べ、強度や耐候/耐寒などに強く、耐久性に優れ長持ちするといった利点がありますが、耐久を保つために丈夫で重いものがほとんどです。
もちろん、「ターポリン」の方も、短期的で通常の範囲であれば問題なく使用する事が可能です。
このような特徴の違う「エステル帆布」と「ターポリン」。
それぞれのメリット、デメリットを知ったうえで、天幕生地を選ぶことが、失敗しないテント選びにとって大切です。
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