テントフレームの素材について
テントのフレームは、テントの構造を支える重要な部品です。
フレームの材質によってテントの使い勝手は大きく異なりますから、素材の違いを知って最適のテントを選びましょう。
●スチール製
安価で丈夫なのが、スチール製のフレームです。
いわゆる鉄製のフレームなので強度は十分、少々の衝撃ではびくともしません。
安価なので安いテントを買うとスチール製のフレームが良く使用されています。
欠点は重量があることと、メンテナンスを怠るとすぐ錆びてしまうことです。
重要があるため登山家などテントを担いで長時間移動する時には不向きな素材ですし、水に濡れたままにしておけばあっという間に錆びてしまいますから使用後のメンテナンスは欠かせません。
●アルミ製
スチールよりも軽く、サビないことが特徴です。
スチールよりも強度が落ちますが、その分厚みをもたせて強度を高めた製品もあります。
●ジュラルミン製
同じ金属でもスチールよりも軽いのがジュラルミンです。
現金を運ぶときのケースなどに使用されるジュラルミンは、スチールよりも軽く抜群の強度を誇る素材です。
強風などでもゆがまないので山岳用テントなどに使用されていますが、時間が経つにつれてどんどん劣化して自然に強度が落ちてしまうという欠点があります。
スチールよりも高価なので、本格的なテントによく使用されています。
●FRP製
最近普及しているのがFRP製のフレームを使用したテントです。
FRPはガラス繊維とプラスチックを組み合わせて生み出された強化プラスチック素材で、ヨットの船体などにも使用されています。
軽くて丈夫ですが、テントフレームに必要な強度を保つためにはある程度の厚みが必要なのでそれほど軽量ではありません。
しなやかによく曲がるので、開くだけで設営が完了する収納するワンタッチテントに用いられます。
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